資生堂のdプログラムといえば、「ときどき敏感肌」に着目した低刺激処方の人気シリーズ。
化粧品で肌が荒れてしまう人のために、余計な添加物を極力入れないコンセプトで信頼を勝ち取り、リピーターを増やしています。
dプログラムというアイテムが、「攻めか、守りか」と問うなら、間違いなく「守り」と答えるでしょう。しかし、それはこれまでの話。新たなラインナップの登場によって、「攻め」の領域にも踏み込んでいく模様。その領域とはずばり「美白」。
資生堂には美白ケアの頂点ともいうべきHAKUがあります。美白に関する実績は十分。そのノウハウは信頼できます。低刺激処方のdプログラムで美白もできるとなれば、敏感肌の人のスキンケアの幅がぐっと広がるでしょう。本当に楽しみ!
ここでは、新たに登場するdプログラム ホワイトクリアシリーズについてまとめてみました。
dプログラム ホワイトクリア誕生の理由
dプログラムを愛用するのは、肌荒れを起こしたくない、保湿もしっかりしたいけどニキビは嫌、という人だったと思います。
当然のことながら、肌トラブルを気にする人にはその他にも肌悩みがあります。
資生堂には百貨店やデパートなどにサービスカウンターがあって、BCさん(美容部員さん)が日々お客さんと対面で接客しているわけですよね。そこではdプログラムユーザーの膨大な量の生の声が集まっているわけです。
中でも多いのが、
- 肌あれの跡
- 赤み
- 全体の暗さ
といった肌悩みだったそうです。
これは何となくわかる気がします。dプログラムを求める人は肌荒れが起きやすい人のはずです。ということは、既に起きてしまった肌荒れの影響が肌に残ってしまっている可能性は十分考えられます。dプログラムで肌荒れの予防に努めることはできても、現在ある肌悩みについては何か別の対策を取らなければなりません。例えば、肌のトーンが暗いのが気になるなら、HAKUで美白ケアを試してみるなど…。
これまでは、別のシリーズも併用しながら、守りと攻めのスキンケアを工夫していたのだと思います。しかし、ここには問題もあります。例えば、HAKUは美白ケアに関しては素晴らしいアイテムかも知れませんが、ときどき敏感肌の人の肌体質を考えて作られてはいないのです。
そこで、同じdプログラムシリーズの中で、「肌荒れ防止も美白も同時に追求できたらいいな」ということで開発されたのがdプログラム ホワイトクリア ローションとエマルジョンなのです。
dプログラム ホワイトクリア ローション・エマルジョンの発売日
dプログラム ホワイトクリア ローションとエマルジョンの発売日は、
2019年4月21日(日)
となっており、容量と価格は次の通りです。
容量:125mL
価格:4,320円(税込) ※レフィルは3,780円(税込)
容量:100mL
価格: 4,644円(税込) ※レフィルは4,104円(税込)
容量:ローション23mL・エマルジョン11mL
価格:1,296円(税込)
dプログラム ホワイトクリアの成分と効果
資生堂のHAKUに配合されている主要な美白成分は、
- m-トラネキサム酸…メラノサイトの活性化を抑制する効果
- 4MSK…メラニン色素の過剰生成を抑制する効果
となっています。
この組み合わせは資生堂の得意技といってよく、エリクシールホワイトにも同様の成分が使われていました。
では、気になるdプログラム ホワイトクリア ローション・エマルジョンの美白成分はというと…。
m-トラネキサム酸のみで、4MSKは無し
となっています。
美白効果だけで比較するなら、
HAKU>エリクシールホワイト>>>dプログラム ホワイトクリア
の順になるのではないでしょうか。
ホワイトクリアに期待できる効果と向いている人
dプログラム ホワイトクリアは肌荒れを起こさないことを最優先し、その範囲の中で、できるだけ美白をするという考え方なのだと思います。
実際、dプログラム ホワイトクリアには美白成分以外にも、抗肌あれ有効成分「グリチルリチン酸塩」が配合されています。ニキビの炎症で赤みが残るようなケースでは、むしろこちらの成分の方が活躍してくれるでしょう。
ときどき敏感肌の人の場合、肌の色そのものとは別に、肌荒れの影響によるくすみもあります。人の目で見たときに、美肌の印象を与えられるかどうかで言えば、ひたすら肌を白くするよりも、肌荒れをしっかりサポートした方が効果が高いことだってあります。
dプログラム ホワイトクリアはあくまでも、肌荒れを起こさない低刺激処方を大切にするdプログラムのコンセプトの延長線上にあるアイテム。純粋な美白効果だけで言えばもっと優れたものもありますが、肌荒れ対策が重視されている点がポイントです。
美白ケアはしてみたいけど肌荒れが心配、または、肌荒れ対策を中心にちょっと美白もしてみたい、という人にぴったりではないでしょうか。