スキンケア

馬プラセンタって何?美容に良いって本当?

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プラセンタが美容に良いという話はよく聞きますが、それはなぜなのでしょうか。

プラセンタとは「胎盤」のこと。医療現場ではヒトのプラセンタを注射する治療法が行われています。主に更年期障害やアレルギーなどの疾患を目的としたものです。効果という点では、医療用のヒトプラセンタが一番ですが、医師の診断を受ける必要があるので、ちょっとハードルは高め。

一般的にプラセンタといえば豚や馬などの動物のプラセンタを加工したサプリメントを指します。こちらは食品として手軽に利用することができます。ヒトであっても、ヒト以外の哺乳動物であっても、胎盤が赤ちゃんを育てる重要な組織であることに変わりはありません。

胎盤は赤ちゃんとへその緒でつながっており、アミノ酸をはじめとする成長因子を豊富に含んでいます。そうした成長因子を摂取することで、体の新陳代謝を活発にすることができます。肌に対しては、ターンオーバーを促して、古い細胞を新しい細胞に上手に交換する働き、そして、線維芽細胞を刺激してコラーゲンやヒアルロン酸の生産を促す働きが期待されています。

プラセンタに含まれる成長因子の効果とは

もうすこし詳しく見ていきましょう。

プラセンタには次のような成長因子が豊富に含まれています。

  • FGF(線維芽細胞増殖因子)
  • EGF(上皮細胞増殖因子)
  • NGF(神経細胞成長因子)
  • HGF(肝細胞増殖因子)

この内、肌のハリ、弾力の改善にとって重要なのがFGF(線維芽細胞増殖因子)です。FGFを豊富に含んだプラセンタを摂取することで、線維芽細胞を内側から刺激すれば、コラーゲンの再生が促されて肌のハリ改善が期待できます。

プラセンタとしては「豚」と「馬」がポピュラーです。年に2回数十頭を出産する豚に対して、馬は年に1回1頭しか出産しません。馬プラセンタの方が希少価値が高く、また、1回の出産にすべてを託している分、成長因子となるアミノ酸の質と量でも豚を上回っています。安さ重視なら豚プラセンタ、品質重視なら馬プラセンタと考えられる理由です。

馬プラセンタが好まれる理由

Q:豚・馬にあって、牛にないものは何?
A:『プラセンタ』

これ、不思議ですよね。
焼肉でも鶏・豚・牛はポピュラーで、馬はちょっとマニアックな存在じゃないですか?

同じ動物から取るんだから、プラセンタ(胎盤)だって事情は同じはず。卵から生まれる鳥には胎盤がないからいいとして、どうして牛のは使わないんだろう。馬だなんて、手に入りにくいじゃないですか。お値段も上がっちゃいますよね。

その理由は狂牛病(BSE)だった!

牛の脳がスポンジ状にスカスカになってしまう病気が狂牛病(BSE)。1986年にイギリスで初めて発見された。人への感染は当初否定されていたがやがて認めれた。メカニズムははっきりしていないが、プリオン原因説が定説となっている。正常なプリオン蛋白は健康な牛の体内で働いているが、飼料などを通じて異常なプリオン蛋白が体内に入ると、正常なものも異常なものに変えられてしまう。

2003年に米国で発生した狂牛病(BSE)が原因で、日本では2005年末まで米国産牛肉の輸入を禁止していた。

……そして。

吉野家は豚丼を開発した

米国産牛肉の輸入禁止を受けて、牛丼チェーンの吉野家は主力の牛丼の販売を2年以上中止。

この辺は当時の記憶で話すので間違っているかもしれないけど、確か牛丼の代わりに登場したのが豚丼だった。

牛がダメなら豚!これが牛丼界のアンサーだとするなら、
牛がダメなら馬!これがプラセンタ界のアンサーである。

……この違い。なぜ、豚ではいけないのですか?

馬プラセンタの品質が高い理由

牛丼は豚丼に変わればそれでOKだったのに(記憶によれば馬丼は登場していない)、プラセンタはそうはいかなかった。

牛→豚は、より安い動物への移行だ。ところが牛→馬は、より高い動物(たぶん)への移行。なぜそんなことが必要なのか。

その理由は、豚の品質がベストではないから。
そもそも食肉において豚が安い理由は、簡単に増やせる、残飯でも育てられる、という事情によるもの。日本にトンカツが誕生し愛されているのも、高価な牛肉は無理でも、豚肉なら庶民でも手を出せたからだという。

美味しく、お腹いっぱいになれば満足の定食ならそれでいい。しかし、健康や美のために口にするものはそうはいかない。豚はタフそうな印象ながら、実は牛よりも体温が低く感染症に弱い生き物。そのため飼料に薬を混ぜて病気にならないように育てられる。(もちろん高度に管理された品質の高い豚もいる)

何を食べさせられて育ったか分からない豚の胎盤(プラセンタ)など口にしたくはないのである。

そんなわけで。なぜ牛がないのか、なぜ豚ではダメなのか、というプラセンタのお話しでした。

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